米国務省 中国拠点のハッカー集団により「約6万通メール流出」

アメリカ国務省はことし7月に発覚した中国に拠点を置くハッカー集団によるとされるサイバー攻撃について、不正アクセスによって流出した職員のメールはおよそ6万通に上ると明らかにしました。

アメリカのメディアは、メールが流出したのは10のアカウントからで、このうち9のアカウントは東アジアと太平洋地域を担当する職員のものだったと報じています。

ミラー報道官は誰が攻撃を行ったのかという質問に対して、「マイクロソフトが公表した原因を疑う理由はない」と述べ、中国を拠点にしたハッカー集団によるものだったという見方を示しました。

アメリカは中国がサイバー活動をアメリカの軍事力に対抗する手段と位置づけ、日常的にサイバー攻撃を繰り返しているとして、強く警戒しています。