吉田屋の弁当で体調不良 新たに95人が食中毒と確認 計489人に

青森県八戸市の駅弁メーカー「吉田屋」の弁当を食べた人が相次いで体調不良を訴えた問題で、新たに95人が食中毒と確認され、これまでに食中毒と確認された人は28の都道府県で合わせて489人となりました。

青森県八戸市の駅弁メーカー「吉田屋」の弁当を食べた人が食中毒と確認された問題で、28日、八戸市保健所は、全国で新たに95人が食中毒と確認されたと発表しました。

このうち群馬、大阪、長崎では初めてそれぞれ1人が食中毒と確認され、これで食中毒と確認された人は28の都道府県で合わせて489人となりました。

食中毒と確認された人のうち11人が入院したことがわかっていますが、いずれも退院していて、重症者はいないということです。

また、「吉田屋」は、食中毒の原因の可能性があるとして、12種類の弁当を自主回収していましたが、八戸市保健所によりますと、食中毒と確認された人が食べた弁当は20種類だったということです。

保健所は、自主回収した対象の判断に問題がなかったかについても調べることにしています。

「吉田屋」は今月23日から営業禁止処分となっていて、八戸市保健所は27日と28日も立ち入り調査を行い、施設内の清掃方法や従業員の手指消毒のタイミングなど衛生管理についてヒアリングを行ったということです。

27日現在で食中毒患者が確認された都道府県

今回の弁当が原因の食中毒の患者は、
▽北海道で11人、▽青森県で6人、▽岩手県で3人、▽宮城県で34人、▽山形県で4人、▽福島県で51人、▽茨城県で7人、▽群馬県で1人、▽埼玉県で54人、▽千葉県で13人、▽東京都で47人、▽神奈川県で14人、▽静岡県で113人、▽愛知県で2人、▽三重県で1人、▽大阪府で1人、▽兵庫県で5人、▽島根県で13人、▽岡山県で2人、▽広島県で38人、▽山口県で10人、▽徳島県で2人、▽香川県で1人、▽福岡県で32人、▽佐賀県で9人、▽長崎県で1人、▽熊本県で11人、▽大分県で3人の合わせて489人となりました。

※25日現在では、栃木県もありましたが、栃木県は取り下げ。