LRTと車の接触事故 約1か月で3件相次ぎ 安全確認呼びかけ 栃木

栃木県の宇都宮市と隣の芳賀町を結ぶLRT=次世代型路面電車と車が接触する事故が、8月の開業以来、およそ1か月で3件相次いだことを受け、警察などは25日、沿線を走行するドライバーに改めて安全確認を徹底するように呼びかけました。

この活動は芳賀町の「芳賀工業団地管理センター前」の停留場付近で行われ、警察や運営会社の社員など、およそ80人が参加しました。

8月26日に開業したLRTをめぐっては、走行する車両と車が接触する事故が、およそ1か月間で3件相次ぎました。

警察によりますと、いずれもけがをした人はいませんでしたが、ドライバーが周囲の安全や信号の確認をしていなかったことなどが事故の原因と見られています。

25日は、沿線を走行する車のドライバーに対しチラシや交通安全グッズを手渡したり、「LRTとの事故防止」などと書かれたプラカードを掲げたりして、改めて安全確認を徹底するように呼びかけていました。

県警察本部の石井清一交通事故抑止対策官は「LRTの開通で周辺の交通環境が大きく変化しているので、ドライバーの皆さんには交通ルールを確認し、事故防止に努めてほしい」と話していました。