レスリング パリ五輪内定の須崎優衣ら帰国 今後の意気込み語る

セルビアで行われているレスリングの世界選手権で金メダルを獲得して来年のパリオリンピックの代表に内定した須崎優衣選手や、藤波朱理選手が24日帰国し、今後への意気込みを語りました。

今月16日からセルビアで始まったレスリングの世界選手権で、日本の女子選手は5人が3位以内に入り来年のパリオリンピックの代表に内定しました。

大会で金メダルを獲得した50キロ級の須崎選手と53キロ級の藤波選手を含めた女子の選手は24日帰国し、成田空港で報道陣の取材に応じました。

須崎選手「パリ五輪で2連覇 頑張りたい」

東京オリンピック金メダリストの須崎選手は「世界チャンピオンになってパリオリンピックを絶対に決めて日本に帰ると決めていた。目標を達成できてよかった」と話していました。

そして「パリオリンピックで2連覇を達成できるように人生をかけて頑張りたい」と今後への意気込みを語りました。

藤波選手「金メダル目標 さらに進化したい」

また、連勝を「127」に伸ばした藤波選手は「去年は出られなかった悔しさなどを晴らすような思いで出場したので、優勝できてよかった」と大会を振り返りました。

代表に内定したパリオリンピックに向けては「金メダルを取るのが自分の目標なのでしっかり10か月かけてさらに進化していきたい」と力強く話しました。

鏡選手「パリでは圧倒的な強さ見せたい」

また、女子76キロ級の代表に内定した鏡優翔選手は、世界選手権の女子の最重量級で20年ぶりとなる金メダル獲得を果たしました。

鏡選手は「最高に幸せだ。今までの重量級の思いも背負って戦ってよかった」と笑顔で喜びを語りました。

そして、オリンピックの女子の最重量級で日本選手の金メダルがまだないことを踏まえて「オリンピックで金メダルを取るにはまだまだ足りない部分がある。これからもタックルで勝つことを意識しているので、タックルとフィジカルを磨いてパリ大会では圧倒的な強さを見せられるようにしたい」と意気込みを示しました。

櫻井選手「パリ五輪で優勝 もっと練習」

また、世界選手権では3年連続で金メダルを獲得して57キロ級の代表に内定した櫻井つぐみ選手は「この階級は出場者も多くて、強い選手もたくさんいたけど自分が世界チャンピオンだと信じて戦い、しっかり勝ちきることができてよかった」と話していました。

そのうえで「絶対にパリオリンピックで優勝したいと思っているので、これからもっと練習して、オリンピックに臨みたい」と力強く話していました。

元木選手「パリはリベンジの舞台 金メダルを」

また、銀メダル獲得で62キロ級の代表に内定した元木咲良選手は「今回はパリオリンピックを決めるというより世界一になるために行ったのに2位で終わってしまい、うれしさよりも悔しさのほうが大きい」と振り返りました。

そのうえで「パリオリンピックには挑戦者として臨めると思う。リベンジの舞台で金メダルを取れるように頑張りたい」と雪辱を誓っていました。