マラソン女子 エチオピアのアセファが世界記録を2分以上更新

高速レースとして知られるベルリンマラソンが24日、ドイツで行われ、女子マラソンの日本記録更新を目指して出場した新谷仁美選手は、2時間23分8秒でフィニッシュし、記録更新はなりませんでした。
エチオピアのティギスト・アセファ選手が女子マラソンのこれまでの世界記録を2分以上縮める2時間11分53秒の驚異的な世界新記録で優勝しました。

ベルリンマラソンは、好記録が出やすいコースで高速レースになることで知られていて、日本歴代2位の記録を持つ35歳の新谷選手は野口みずきさんが2005年のこの大会でマークした2時間19分12秒の日本記録更新を目指してことしの大会に出場しました。

新谷選手は序盤、積極的なレース運びで10キロを日本記録を更新するペースで通過しましたが、その後は徐々にペースを落とし、2時間23分8秒の11位でフィニッシュしました。

新谷選手はことし1月のヒューストンマラソンで日本記録まであと12秒に迫っていましたが、18年ぶりの記録更新はなりませんでした。

優勝したエチオピアのアセファ選手はこれまでの世界記録、2時間14分4秒を一気に2分以上縮める2時間11分53秒の驚異的な世界新記録をマークし、大会連覇を果たしました。

一方、男子は世界記録保持者でケニアのエリウド・キプチョゲ選手が2時間2分42秒で優勝しました。