ふるさと納税仲介サイト 国内の水産物が返礼品の寄付大幅増

中国が日本産の水産物の輸入を全面的に停止する中、ふるさと納税の仲介サイトでは、日本の水産物を返礼品とした寄付が大幅に増加し、支援の動きにつながっています。

先月24日に福島第一原発にたまる処理水を放出したことを受けて、中国は日本産の水産物の輸入を全面的に停止し、影響が出ています。

こうした中、ふるさと納税の仲介サイトの運営各社では、日本国内の水産物への支援を広げようと、今月に入って水産物の返礼品をまとめた特設ページを相次いで設けました。

「楽天ふるさと納税」では特設ページを開設した、今月8日から19日までの期間の水産物の返礼品がある寄付金額が前の年の同じ時期と比べて12倍になったということです。

また「ふるなび」は5倍、「さとふる」は4倍、「ふるさとチョイス」は2.7倍に、それぞれ特設ページの開設以降、今月半ばまでの期間の寄付金額が前の年の同じ時期と比べて増えているということです。

サイトの利用者の中には、中国への輸出に依存する割合が高い「ホタテ」などを選んで返礼品を検索する動きもあるということで、ふるさと納税をつうじた支援の動きにつながっています。