ラグビーワールドカップ 日本の1次リーグ突破の条件は

ラグビーワールドカップフランス大会で、決勝トーナメントに進めるのは各プールの上位2チームです。日本は1次リーグのプールDでここまで1勝1敗。決勝トーナメントに進むために何が求められるか、今後の行方を占います。

※日本時間表記です。

1次リーグのプールD成績(今月24日時点)

1 イングランド 3勝0敗 勝ち点14
2 サモア    1勝1敗 勝ち点5
3 日本     1勝1敗 勝ち点5
4 アルゼンチン 1勝1敗 勝ち点4
5 チリ     0勝3敗 勝ち点0

※2位サモアと3位日本は得失点差による。
試合数はイングランド、チリは3試合。

日本が決勝トーナメントに進むためには

日本がサモアに勝利した場合、今月末時点の順位予想は次のようになります。ただしアルゼンチンが、初出場のチリに4トライ以上奪って勝つと仮定します。

日本がサモアに勝った場合

1  イングランド 3勝0敗 勝ち点14
2or3 アルゼンチン 2勝1敗 勝ち点9
2or3 日本     2勝1敗 勝ち点9
4  サモア    1勝2敗 勝ち点5
5  チリ     0勝4敗 勝ち点0
※日本にボーナスポイントなしの想定
※アルゼンチンはチリにボーナスポイント獲得のうえで勝利の想定

この場合、日本は10月8日のアルゼンチン戦の結果しだいで、決勝トーナメント進出が決まります。日本は、サモア、アルゼンチンに2連勝すれば無条件で決勝トーナメント進出となります。

日本がサモアに敗れた場合

1  イングランド 3勝0敗 勝ち点14
2or3 アルゼンチン 2勝1敗 勝ち点9
2or3 サモア    2勝1敗 勝ち点9
4  日本     1勝2敗 勝ち点5
5  チリ     0勝4敗 勝ち点0
※日本にボーナスポイントなしの想定
※アルゼンチンはチリにボーナスポイント獲得のうえで勝利の想定

日本がサモアに敗れた場合、決勝トーナメント進出は厳しくなります。次の4戦目のアルゼンチン戦に勝つことは必須で、その前に行われるイングランド対サモアの結果次第で決勝トーナメント進出かどうかが決まります。この場合、ボーナスポイントの獲得状況で順位が変わるため、今後の試合でいかにボーナスポイントを獲得していくかがカギを握りそうです。

《豆知識》ボーナスポイントとは

1次リーグの順位は勝ち点で決まりますが、勝敗とは別にトライの数や点差によってボーナスポイントが与えられます。

勝てば勝ち点は「4」、引き分けは勝ち点は「2」、負けた場合は「0」ですが、7点差以内の負けであればボーナスポイントとして勝ち点「1」が与えられます。また、トライを4つ以上あげたチームにも勝敗にかかわらず勝ち点「1」のボーナスポイントが追加されます。

日本は1次リーグ初戦のチリ戦で6つのトライを奪って勝利したため、通常の勝ち点4にボーナスポイントを加えた勝ち点「5」を獲得しました。

プールD これまでの戦績と今後の試合予定

イングランド 3勝0敗 勝ち点14

○27ー10アルゼンチン
○34ー12日本
○71ー0チリ
対 サモア(10月8日=日 午前0時45分)

サモア    1勝1敗 勝ち点5

○43ー10チリ
●10ー19アルゼンチン
対 日本(29日=金 午前4時)
対 イングランド(10月8日=日 午前0時45分)

日本     1勝1敗 勝ち点5

○42ー12チリ
●12ー34イングランド
対 サモア(29日=金 午前4時)
対 アルゼンチン(10月8日=日 午後8時)

アルゼンチン 1勝1敗 勝ち点4

●10ー27イングランド
○19-10サモア
対 チリ(30日=土 午後10時)
対 日本(10月8日=日 午後8時)

チリ     0勝3敗 勝ち点0

●12ー42日本
●10ー43サモア
●0ー71イングランド
対 アルゼンチン(30日=土 午後10時)