陸自ヘリ事故 木原防衛相 熊本の分屯地視察“原因究明に全力”

ことし4月に、沖縄県の宮古島沖で起きた陸上自衛隊のヘリコプターの事故を受けて、木原防衛大臣は、事故機が所属していた熊本県の分屯地を視察し、事故原因の究明と再発防止に全力をあげる考えを示しました。

木原防衛大臣は、23日、就任後初めての視察先として、熊本県の陸上自衛隊・高遊原分屯地を訪れました。

この分屯地には、ことし4月に沖縄県の宮古島沖で10人が亡くなったヘリコプター事故の事故機が所属していました。

視察のあと、木原大臣は記者団に対し「ヘリコプターの残骸も確認させてもらった。改めて10人の隊員のみ霊に哀悼の誠をささげ、ご遺族に心からお悔やみを申し上げる」と述べました。

その上で「現在、事故調査委員会で回収されたフライトレコーダーの解析を進め、事故原因の調査を全力で進めているところだ。国民に安心してもらい、自衛隊の信頼を保つためにも調査をしっかりと進め、二度と事故が起こらないよう適切な処置をしたい」と述べ、原因の究明と再発防止に全力をあげる考えを示しました。