秋篠宮ご夫妻 ベトナム公式訪問 両国共同制作のオペラ鑑賞

ベトナムを公式訪問中の秋篠宮ご夫妻は、22日夜、首都ハノイで外交関係樹立50周年の記念事業の1つとして両国が共同制作した新作オペラの初演を鑑賞されました。

秋篠宮ご夫妻は、現地時間の22日夜、フランス統治時代にパリのオペラ座を模して建てられたオペラハウスを訪れ、日本とベトナムが外交関係樹立50周年の記念事業の1つとして共同制作したオペラの制作関係者と懇談されました。

このオペラは、朱印船貿易が行われていたおよそ400年前に、長崎の貿易商の荒木宗太郎が現在のベトナム中部に赴き、現地の王女のアニオー姫と結婚した史実をもとに、今回新たに創られました。

ご夫妻は、2人の出会いの場面や、結婚して日本に移り住んだアニオー姫がふるさとにいる両親への思いを歌い上げる場面など、両国の歌手の力強い歌声が響くたびに、拍手を送られていました。

側近によりますと、鑑賞を終えた秋篠宮さまは、感激した様子で「大変すばらしかったです」と述べられたということです。

外交関係樹立50周年に伴うハノイでの行事はこれで終わり、秋篠宮ご夫妻は23日午後、中部の都市ダナンに向けて出発されます。