レスリング 日下尚 世界選手権で銅メダル パリ五輪代表に内定

セルビアで開催されているレスリングの世界選手権は22日、男子グレコローマンスタイル77キロ級の3位決定戦が行われ、日下尚選手がウズベキスタンの選手に勝って銅メダルを獲得しました。

日下選手は寝技からポイントを奪うなど、前半で4対0とリードすると、後半すぐに豪快な投げ技で4ポイントを加え、8対0のテクニカルスペリオリティで勝って銅メダルを獲得し、来年のパリオリンピックの代表に内定しました。

日下尚選手とは

男子グレコローマンスタイル77キロ級の日下尚選手は香川県出身の22歳。

派手さはありませんが、前に出続けながらチャンスをものにするレスリングが持ち味です。

3歳からレスリングを始め、中学時代までは目立った成績を残せませんでしたが、地道に練習に励んだうえ、相撲にも取り組み、足腰を鍛えて前に出る力を磨きました。

その後、高校3年生で全日本選手権で3位に入るなど徐々に頭角を現し、日本体育大学に進学後は学生チャンピオンに輝くなど実力を示しました。

そして社会人になったことし6月、東京オリンピックで銅メダルを獲得した屋比久翔平選手を破るなどして優勝し、代表決定戦も制して初めての世界選手権代表の座をつかみました。