日大ラグビー部 部員の“暴行行為”で謝罪

日本大学のラグビー部で去年5月、部員の1人が別の部員から制汗スプレーのガスに火を付けて近づけられる行為を受けていたとして、ラグビー部の部長が声明を出し、「断じて許されざる暴行行為で深くおわび申し上げます」と謝罪しました。

日本大学によりますと去年5月、ラグビー部の部員の1人が別の部員から制汗スプレーのガスにライターで火をつけて近づけられる行為を受けていたということです。

これについてラグビー部の部長が22日、ホームページで声明を出しました。

声明では、行為が、部員が生活をともにする合宿所で起こったことに加え、危害を加えた部員を退部させたことや被害を受けた部員がその後、休部したことを明らかにし、「断じて許されざる暴行行為で、被害を受けた部員とそのご家族の皆様には、深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。

そのうえで、再発防止に向けた対応として、ことし4月1日付けで新しい監督を迎えるなど指導陣を一新し、合宿所に住み込み、部員たちの生活面も指導するコーチも2人配置したこと、さらに被害を受けた部員の家族からの要請を受けてことし6月には外部の調査委員会を設けたなどとしています。

一方、警視庁によりますと、被害にあった部員は警察署に被害届を提出し、21日に受理されたということです。

警視庁は暴行の疑いで詳しい経緯を調べることにしています。