秋本真利衆院議員 コロナ給付金の不正受給に関与か 議員は否定

洋上風力発電事業をめぐる受託収賄の疑いで東京地検特捜部に逮捕された秋本真利衆議院議員が、新型コロナの経済対策として国が支給した持続化給付金の不正受給に関わった疑いがあることが、関係者への取材でわかりました。関係者によりますと、秋本議員は不正への関わりを否定しているということです。

自民党を離党した衆議院議員の秋本真利容疑者(48)は、政府が導入拡大を目指している洋上風力発電をめぐって東京の風力発電会社の元社長から国会質問をするよう依頼を受けた見返りに、あわせて6000万円余りにのぼる借り入れや資金提供を受けたとして、受託収賄の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。

関係者によりますと、この事件の捜査の過程で、秋本議員の事務所関係者が代表を務める会社が、新型コロナの影響で事業収入が大幅に減ったとするうその申請をして国の持続化給付金200万円を不正に受給し、その申請手続きに秋本議員も関わっていた疑いがあることがわかったということです。

特捜部は、持続化給付金をめぐる詐欺の疑いについても捜査を進めているものとみられます。

関係者によりますと、秋本議員は不正への関わりを否定しているということです。