河野デジタル相「個人情報保護 周知徹底が不十分と反省」

マイナンバーの公金受取口座をめぐるミスで、デジタル庁が政府の第三者機関から行政指導を受けたことについて、河野デジタル大臣は「個人情報保護に関する規定の周知徹底が不十分だったと反省している」と述べ、再発防止に取り組む考えを示しました。

マイナンバーの公金受取口座に別の人の口座が登録されるミスが相次いだ問題では、政府の第三者機関の個人情報保護委員会が20日、デジタル庁の対応に不十分な点があったとして改善を求める行政指導を行いました。

これについて、河野デジタル大臣は22日の閣議の後の会見で「個人情報保護に関する規定の周知徹底が不十分だったと反省している」と述べました。

そのうえで、「個人情報保護委員会からの通知を真摯(しんし)に受け止め、再発防止に努める」と述べ、専門知識を持つ人材の採用や、職員向けの研修の充実などで個人情報の保護に向けた体制を強化し、再発防止に取り組む考えを示しました。