サンマ本格的に入荷 価格は不漁の去年と同程度か 仙台の市場

秋の味覚、サンマの入荷が仙台市の中央卸売市場で本格的に始まりました。スーパーなどの店頭価格は記録的な不漁になった去年と同じ程度が見込まれるということです。

仙台市若林区にある仙台市中央卸売市場には、22日朝、21日までに北海道と岩手県で水揚げされた生のサンマおよそ15トンが入荷しました。

卸売業者によりますと、今週に入ってまとまった数のサンマの入荷が始まったということで、仲買人たちは手に取って大きさなどを確かめたあと、威勢のよい掛け声で目当てのサンマを競り落としていました。

22日の取引価格は1キロあたり850円から2400円で、スーパーなどの店頭価格は1匹168円から298円程度と記録的な不漁になった去年と同じ程度で販売される見通しだということです。

一方、大きさは去年より一回り大きく、脂の乗りもいいとしています。

卸売り会社の赤沼寛康部長代理は「バーベキューや家族で集まった場で脂の乗ったサンマを食べてほしい」と話していました。