北朝鮮 キム総書記 ロシアとの関係 新段階に発展の措置を指示

北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記は、朝鮮労働党の政治局会議に出席し4年ぶりに訪問したロシアとの関係について、すべての分野で新たな高い段階に発展させる措置の実行を指示しました。
会議では、軍事や経済分野の協力を本格的に進めていく計画を検討したものとみられます。

22日付けの北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、党の政治局会議が20日に開かれ、9月17日までの6日間にわたるキム・ジョンウン総書記の、4年ぶりのロシア訪問の結果について報告されたと伝えました。

会議にはキム総書記も出席し、今回の訪問によって、ロシアとの関係が新たな戦略的なものになり「世界政治で根本的な変化が起きた」と報告されました。

さらに党政治局は「期待した目的を達成した」と評価したということです。

キム総書記は、ロシアとの関係について、すべての分野で新たな高い段階に発展させる措置の実行を指示しました。

詳しい内容は明らかにしていませんが、軍事や経済分野の協力を本格的に進めていく計画を検討したものとみられます。

両国の間では、10月にラブロフ外相が北朝鮮を訪れ外相会談が行われる予定で、具体的な協力について話し合われる見通しです。