阪神が優勝決めた試合でチケット転売詐欺か 複数の被害相談

プロ野球・阪神が18年ぶりのリーグ優勝を決めた今月の試合をめぐり「SNSでチケットを購入したが送られてこなかった」などという被害の相談が、兵庫県警察本部に複数寄せられていることが分かりました。警察は注目が集まる試合に便乗した詐欺の疑いもあるとみて調べています。

兵庫県警察本部によりますと、阪神タイガースが18年ぶりのリーグ優勝を決めた今月14日に、県内に住む男性など2人から「SNSで当日の試合のチケットを購入したが、送られてこなかった」という相談が寄せられました。

2人はいずれもSNS上で電子チケットの転売をうたう人物とやりとりし、1席あたりおよそ1万円を指定された口座に振り込みましたが、入場に必要なQRコードが送られてこなかったということです。

また、ほかにも「転売サイトを通じて購入したが、送られてきたチケットでは入場できなかった」などという相談が寄せられているということです。

警察は注目が集まる試合に便乗した詐欺の疑いもあるとみて調べるとともに、今後もクライマックスシリーズなどを控えていることから注意を呼びかけています。