青森の駅弁メーカー弁当で体調不良 全国298人症状訴え 保健所

青森県八戸市の駅弁メーカー「吉田屋」の弁当を食べた人が相次いで体調不良を訴えている問題で、症状を訴えている人は全国で少なくとも298人に上り、保健所は引き続き原因などについて調べています。

下痢やおう吐など体調不良の訴えが相次いでいるのは八戸市にある駅弁メーカー「吉田屋」が作った、消費期限が今月16日と、17日までの弁当を食べた人たちです。

青森県の八戸市保健所によりますと、21日午前9時の時点で、体調不良を訴えている人は20日より増え、全国で298人に上るということです。

これまで青森県内では体調不良を訴えている人は確認できていませんでしたが、八戸市で初めて1人が確認され、今月16日に東北新幹線の盛岡駅で弁当を購入し、その後、下痢やおう吐といった症状が出たということです。

体調不良の訴えがあったり、問題の弁当が流通したりした可能性が高い地域は、1都26県に上るということで、保健所は、食中毒の疑いがあるとして、引き続き、被害の確認を進めるとともに原因の特定へ向けて調べることにしています。