青森の駅弁メーカー弁当で体調不良 福岡県内 25人に食中毒疑い

青森県八戸市にある駅弁メーカー「吉田屋」の弁当を食べた人が相次いで体調不良を訴えている問題で、福岡県内でもこの弁当を購入した人のうち、少なくとも25人に食中毒の疑いがあることが分かりました。

八戸市にある駅弁メーカー、「吉田屋」を巡っては、消費期限が9月16日と、17日までの弁当を食べた人が下痢やおう吐などの体調不良を相次いで訴えているのが確認されています。

福岡県などによりますと、県内でも弁当を購入した人のうち、21日午後5時の時点で少なくとも25人に食中毒の疑いがあることが分かりました。

この問題で、「ゆめタウン」を展開する広島市が本社の「イズミ」は、吉田屋から納品された「北海道産特選いくらの贅沢丼」を、9月16日と17日に福岡など九州の5県、合わせて27の店舗のイベントで販売したと発表しました。

県などによりますと、食中毒の疑いがある25人はこのイベントで弁当を購入していたということです。

県などは「該当する弁当を食べて体調がすぐれない人は保健所に連絡してほしい」としています。

また、イズミは、該当する弁当を購入した客に対し、「お客さま相談室」への電話を呼びかけています。

番号はフリーダイヤル0120-872-123で、22日も午前10時から午後6時まで受け付けています。