ウクライナ ロシア軍に無人機で製油所破壊され警戒強める

ウクライナ中部のポルタワ州で20日、製油所が無人機で破壊されウクライナ側は、ロシアが無人機攻撃の頻度を増している上、防空システムの回避を図っているという見方を示し、警戒を強めています。

ウクライナ空軍は20日、ロシア軍の無人機あわせて24機が飛来し、このうち17機を迎撃したと発表しました。

中部ポルタワ州の当局者は、複数の無人機による攻撃でクレメンチュクにある製油所が破壊されて火災が発生したとSNSで明らかにしました。けが人はいないとしています。

ウクライナ空軍の報道官は地元メディアに対して「敵はイラン製の無人機で毎晩さまざまな方角から攻撃してくる。重要インフラも標的になっている」と述べ、ロシアが無人機攻撃の頻度を増している上、防空システムの回避を図っているという見方を示し、警戒を強めています。

一方、ウクライナ東部の激戦地バフムトを巡り、ウクライナ軍の参謀本部は20日、奪還された集落をロシア軍が再び掌握しようと激しい攻撃を続けているものの、ウクライナ側は陣地を固め、退けていると主張しました。

イギリス国防省は20日「バフムト南部の2つの集落を奪還したという戦術的な成功によってウクライナ軍はバフムトへの主要な補給路のひとつである幹線道路に近づいた」と指摘しました。

その上で「ロシア軍の空てい部隊がバフムトから南部ザポリージャ州に再配置されたことで、バフムト周辺のロシア軍の防衛力は低下したとみられる」と分析しています。