大気不安定 広い範囲であす夜にかけ非常に激しい雨のおそれ

上空の寒気や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、東日本を中心に大気の状態が非常に不安定になっていて、新潟市では午後3時半ごろ、沖合で竜巻が発生しました。北日本から西日本の広い範囲で、21日の夜にかけて雷を伴って局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあり気象庁は落雷や竜巻などの激しい突風、それに「ひょう」に十分注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと上空の寒気や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、東日本や西日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定になっています。

新潟市中央区の沖合では午後3時41分ごろ、竜巻が発生しました。

また、東日本を中心に雨雲が発達し、午後5時までの1時間には
▽東京都が東大和市に設置した雨量計で56ミリの非常に激しい雨を観測したほか
▽国土交通省が愛知県豊田市に設置した雨量計で49ミリの激しい雨を観測しました。

北日本から西日本にかけての広い範囲で21日の夜にかけて大気の不安定な状態が続く見込みで、雷を伴って激しい雨が降り、局地的には非常に激しい雨が降るおそれがあります。

21日の夕方までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで
▽九州北部で120ミリ
▽新潟県と東海、中国地方、四国で100ミリ
▽東北、北陸、関東甲信、近畿で80ミリと予想されています。

気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水、落雷、竜巻などの突風、それに「ひょう」に十分注意するよう呼びかけています。

空が急に暗くなったり、急に冷たい風が吹いたりするなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。