青森駅弁メーカー弁当で体調不良 イベントで購入 被害数百人か

青森県八戸市の駅弁メーカー「吉田屋」の弁当を食べた人たちが体調不良を訴えている問題で、東北や関東のスーパーで開かれたイベントで購入した人たちから被害の訴えが相次いでいることが分かり、保健所は被害は少なくとも数百人に上るとみて原因を調べています。

青森県の八戸市保健所によりますと、八戸市にある駅弁メーカー「吉田屋」が作った、消費期限が今月16日と、17日までの弁当を食べたおよそ100人が、これまでに下痢やおう吐などの体調不良を訴えているのが確認されています。

保健所によりますと、弁当は青森県内の駅などのほか、県外のスーパーで開催された弁当のイベントで販売されていたことがわかっています。

このうち、福島県内を中心にスーパーを展開する「ヨークベニマル」によりますと、今月16日、東北や関東の240の店舗で開催したイベントで吉田屋の海鮮弁当1000個余りを販売し、これまでに39人から「ごはんが糸を引いている」や「変なにおいがする」といった申し出があったということです。

また、埼玉県を中心にスーパーを展開する「ヤオコー」では今月16日、関東の180の店舗で開催したイベントで海鮮弁当を1200個余り販売し、これまでに21人から体調不良の情報が寄せられたということです。

保健所は被害は少なくとも数百人に上るとみていて、詳しいいきさつや原因について調べています。