JR山手線 「忠犬ハチ公」生誕100年を記念した電車 運行開始

「忠犬ハチ公」の生誕100年を記念したヘッドマークを付けたJR山手線の電車が20日から運行が始まり、東京 渋谷駅で式典が開かれました。

秋田犬「忠犬ハチ公」は亡くなった飼い主の帰りを渋谷駅前で待ち続けたことで知られ、ことし11月で生まれてから100年を迎えます。

JR東日本は渋谷区などと協力して、記念のヘッドマークを付けた山手線の電車を20日から運行が始まり、渋谷駅で式典が開かれました。

式典には一日駅長に任命された、渋谷区出身で名誉区民でもある俳優の井上順さんも参加し、ホームで電車を出迎えたあと、敬礼をして出発を見送りました。

ヘッドマークは2種類あり、ハチ公の姿や100の数字がデザインされていて、1編成の車両の先頭と後ろの部分に付けられ、来年3月末まで運行されるということです。

一日駅長を務めた井上順さんは「ハチ公の物語は皆さんにとって永遠ですよね。毎日、何百万という人が渋谷を行き来していますが、きっといい出会い、“ハチ合わせ”があると期待しています。素敵な思い出を渋谷駅とともに作っていただけたらと思います」と話していました。