岸田首相 国連総会出席のため きょうアメリカに向けて出発

岸田総理大臣は、国連総会に出席するため19日、アメリカに向けて出発します。総会では一般討論演説に臨み、長期化するロシアのウクライナ侵攻など、国際社会が複合的な危機にあるとして各国と協調する重要性などを呼びかける方針です。

岸田総理大臣は、アメリカのニューヨークで開かれる国連総会に出席するため19日午前、政府専用機で羽田空港を出発します。

総会では一般討論演説に臨み、長期化するロシアのウクライナ侵攻や食料・エネルギー問題、それに気候変動など国際社会が複合的な危機にあるとして各国と協調する重要性のほか、国連の機能強化などを呼びかける方針です。

また岸田総理大臣は、ウクライナ情勢をめぐる国連安保理の首脳級会合にも出席し、力による一方的な現状変更の試みを容認しない姿勢を改めて示すとともに、法の支配に基づく国際秩序の維持・強化に向けた連携を呼びかける考えです。

このほか「核兵器のない世界」への機運を高めるため、30年前に国連で決議が採択されたFMCT=兵器用核物質生産禁止条約の交渉を始めるように訴える会合をフィリピンやオーストラリアとともに開くことにしています。