「田んぼアート」見頃迎える 稲穂の色で絵を描く 和歌山 田辺

和歌山県田辺市で、休耕田に稲穂の色の違いを利用して絵を描いた「田んぼアート」が見頃を迎えています。

和歌山県田辺市の龍神村では、毎年、地元の人たちが稲穂の色の違いを利用して休耕田に絵を描く「田んぼアート」に取り組んでいて、ことしで10年目を迎えました。

縦、横およそ20メートルの田んぼに赤色、黄色、それに緑色に色づく3種類の稲穂で、龍神温泉にちなんだ「温泉のマーク」と、

「えとのうさぎ」、それに「10周年」の文字が描かれました。

ことしは天候に恵まれ、稲穂の出来がよかったということで、先月下旬から色づき始めた稲穂は今、見頃を迎えています。

見に訪れた70代の男性は「きれいに出来上がっていて、すてきな写真を撮ることができました」と話していました。

田んぼアート実行委員会の冨田進会長は「ことしは過去1番くらいの、よい仕上がりになったと思います。ぜひ1度村に足を運んでいただきアートを楽しんでもらいたいです」と話していました。

この「田んぼアート」は、刈り取られる来月3日まで楽しめるということです。