ラグビーW杯 フィジーが金星 強豪オーストラリアに競り勝つ

ラグビーワールドカップフランス大会、1次リーグ、プールCのオーストラリア対フィジーはフィジーが22対15で勝ち、過去2回の優勝を誇る強豪に金星で今大会初勝利を挙げました。

今大会の初戦に勝って世界ランキングを7位にあげたオーストラリア代表と、初戦に敗れて世界9位に下げたフィジー代表は、これまで22回対戦してオーストラリアの19勝2敗1引き分けで、ワールドカップでは3回対戦して、いずれもオーストラリアが勝っています。

サンテティエンヌで行われた試合は、前半23分にオーストラリアが自陣でボールを奪うと、キックで相手陣地深くまでボールを送り、最後はウイングのマーク・ナワンガニタワセ選手がトライを決めました。

対するフィジーは、スクラムハーフのシミ・クルボリ選手が50メートル以上のものも含む4本のペナルティーゴールを決めて、前半はフィジーが12対8とリードして終えました。

フィジー代表 ジョシュア・テュイソバ選手がトライ

後半開始直後の3分、フィジーはキックで前に送ったボールをセンターのジョシュア・テュイソバ選手がバウンド後にキャッチしそのまま走り込んでトライを決めリードを広げました。

その後もフィジーがフィジカルの強さを生かして攻守で激しいアタックを続け、オーストラリアの反撃を終盤のトライ1つに抑えて22対15で勝ちました。

フィジーが代表どうしの対戦でオーストラリアに勝つのは1954年以来69年ぶりで、過去2回の優勝を誇る強豪に金星で、今大会初勝利です。

落胆するオーストラリア代表

プールCは2連勝のウェールズが勝ち点「10」で首位、フィジーとオーストラリアが同じ勝ち点「6」となりましたが直接対決で勝利したフィジーが2位となっています。

オーストラリア代表 エディー・ジョーンズHC