北穂高岳で崖から転落 50代男性死亡 落石でけが人も 岐阜 高山

17日朝、ロッククライミングをしようと北アルプスの北穂高岳を訪れていた50代の男性が崖から転落して死亡しました。

警察によりますと、17日午前7時すぎ、岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂の北穂高岳で、「崖で助けを求めているパーティーがいる」と通報がありました。

警察などが現場に向かったところ、東大阪市の会社員徳田正彦さん(58)が崖の下で倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認されました。

警察が一緒にいた仲間に事情を聴くなどしたところ、徳田さんはロッククライミングの現場に向かおうとロープをつたって崖を降りていたところ、100メートルほど下に転落したとみられるということです。

警察によりますと、徳田さんはロッククライミングをするために仲間と3人で現場を訪れていたということで、一緒にいた50歳の女性も落石で手の指を骨折するけがをしましたが、命に別状はないということです。

警察は転落した当時の状況などを詳しく調べています。