天皇皇后両陛下 「全国豊かな海づくり大会」に出席 北海道

水産資源の保護や海の環境保全などを呼びかける「全国豊かな海づくり大会」が、天皇皇后両陛下も出席されて北海道で開かれました。

42回目となることしの海づくり大会は、「守りぬく 光輝く 豊かな海」がテーマで、17日は午後1時すぎから、北海道東部の厚岸町で天皇皇后両陛下も出席されて式典が開かれました。

天皇陛下は「山や森から河川や湖を経て海へ至る自然環境と、そこに育まれる生命や文化は、私たちに様々な恩恵をもたらしてくれます。この豊かな海の環境を保全するとともに、水産資源を適切に保護・管理し、次世代に引き継いでいくことは私たちに課せられた大切な使命です」とおことばを述べられました。

式典では資源管理や環境保全に功績があった団体などの表彰も行われました。

このあと、両陛下は厚岸漁港で、和太鼓の演奏が続く中、地元の漁船など10隻による海上パレードの歓迎を受け、船が前を通るたびに手を振って応えられていました。

そして、放流行事でカレイの一種のマツカワの稚魚などを放流されました。