那須川天心 ボクシング転向後2戦目へ 前日計量クリア

キックボクシングの「神童」と呼ばれた那須川天心選手がプロボクシングに転向後、2戦目となる試合を前に前日の計量に臨み、制限体重以下でクリアしました。

キックボクシングなどの格闘技で47戦全勝の成績を残した那須川選手はことし、ボクシングに転向し、スーパーバンタム級で臨んだ4月のデビュー戦で判定勝ちしました。

そして18日は、東京の有明アリーナで転向後2戦目の試合を迎えます。

相手は1つ下の階級のメキシコの国内王者、ルイス・グスマン選手で、17日、都内のホテルで行われた試合前日の計量で、那須川選手とグスマン選手はともに制限体重以下でクリアしました。

このあと那須川選手は、グスマン選手と至近距離でおよそ10秒間にらみ合って闘志をみなぎらせていました。

また、同じ会場で防衛戦に臨むライトフライ級の2団体統一チャンピオン、寺地拳四朗選手と、ことし2階級制覇を果たしたスーパーフライ級の中谷潤人選手も計量をクリアしました。

計量後のコメント

計量を終えたあと選手たちはコメントを発表しました。

那須川天心選手は「5か月間、しっかり準備してきた。ここまでの人生がすべて準備期間だという感じだ」とした上で、対戦相手のルイス・グスマン選手については「修羅場をくぐってきた目をしていた。戦いがいのある選手だと思う。ただ、自分も修羅場をくぐってきた数は負けない」と力強く抱負を述べました。

対するグスマン選手は「今回のような機会を与えられて気持ちが高まっている。相手が天心という有名なスター選手なだけになおさらだ。お互いのベストが出せるような素晴らしい試合にしたい」と話しています。

また、防衛戦に臨む寺地拳四朗選手は「コンディションはすごくいい。体重も順調に落とせた。焦らず自分のペースで戦えば絶対に勝てる。楽しみにしていてほしい」と自信を示しました。

同じく防衛戦に臨む中谷潤人選手は「顔を合わせてもそこまでエキサイトしなかったが、あすに向けての気持ちはしっかり作ることができた。心技体すべてを万全にして最高のパフォーマンスを発揮する」と意気込みを語りました。