いわき市に大勢のボランティア 記録的大雨で浸水被害 福島

記録的な大雨で多くの住宅が浸水被害を受けた福島県いわき市では、災害ボランティアの活動が本格化してから初めての連休を迎え、大勢のボランティアが住宅の床下にたまった泥のかき出しなどの片付けを手伝っています。

いわき市では今月8日の記録的な大雨で、1700棟を超える住宅が浸水するなどの被害が確認されています。

災害ボランティアの活動が本格化してから初めての連休を迎え、16日はふだんの5倍ほどのおよそ500人が参加しました。

17日朝も県内外から大勢のボランティアが集まり、支援を必要としている被災者のもとに向かいました。

このうち、床上30センチほどの高さまで浸水した福岡正勝さん(63)の住宅では、9人のボランティアが床下にたまった泥水や土砂を取り除いていました。

広島県から参加した60代の男性は「テレビを見て復旧のために協力しようと思いました。丁寧に作業をしていきたい」と話していました。

福岡さんは「妻と2人暮らしで、力仕事は私しかできないので気が遠くなる思いでしたが、ボランティアが来てくれて本当に助かります」と話していました。

いわき市社会福祉協議会では、土日を含めた毎日、午前9時から正午まで災害ボランティアを受け付けています。