クレーン車でコンテナ移動させていた作業員死亡 埼玉

16日夜、埼玉県三郷市にある産業廃棄物の処理場で、クレーン車でコンテナをつるして移動させていた作業員の男性が、コンテナが誤って落下した反動で車内で体を強く打ち、死亡しました。警察は業務上過失致死の疑いもあるとみて、事故の原因を詳しく調べています。

警察によりますと、16日午後6時45分ごろ、三郷市彦倉にある産業廃棄物の処理場で、廃棄物の入った15トンほどのコンテナをトラック型のクレーン車でつるして移動させていたところ、コンテナが外れて落下しました。

クレーン車はコンテナの重みで前方が地面から2メートルほど持ち上がっていましたが、何らかの原因でフックが外れ、つるしていたコンテナが落下したことにより、反動で、車体の前方が地面にたたきつけられたということです。

これにより、クレーン車の助手席にいた作業員の田中淳之介さん(42)が車内で胸などを強く打ち、病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されました。

運転席でクレーンを操作していた同僚の男性にけがはないということで、警察は業務上過失致死の疑いもあるとみて、会社や同僚の男性から詳しく話を聞くなどして、事故の原因や当時の状況を詳しく調べています。