陸上ダイヤモンドリーグ 北口が日本選手初の年間チャンピオン

陸上の世界最高峰の大会、ダイヤモンドリーグの年間チャンピオンを決める「ファイナル」で、女子やり投げの北口榛花選手が優勝し、日本選手では初めて年間チャンピオンに輝きました。

陸上のダイヤモンドリーグは世界各地でツアー形式で行われる大会で、オリンピックや世界選手権のように国や地域ごとの枠の制限がなく、強豪国の選手ばかりで占められることもあり、世界最高峰の大会といわれています。

16日は年間のポイント上位の選手だけが招待される「ファイナル」がアメリカのユージンで開幕し、日本からは女子やり投げの北口選手と、男子3000メートル障害の三浦龍司が出場しました。

このうち、ことし8月の世界選手権で金メダルを獲得し、ダイヤモンドリーグでは今シーズン3勝を挙げて、世界ランキング1位で「ファイナル」に臨んだ北口選手は、2回目で63メートル78センチを投げトップに立ちました。

この記録で逃げ切った北口選手は、日本選手としてはすべての種目を通して初めて「ファイナル」での優勝を果たし、年間チャンピオンに輝きました。

また、ことしの世界選手権で6位に入賞した男子3000メートル障害の三浦選手は、8分15秒45のタイムで5位に入りました。