ラグビーW杯 サモアがチリに逆転勝ち 日本と同組

ラグビーワールドカップフランス大会、1次リーグ、日本と同じプールDのサモアとチリが対戦し、サモアが43対10で勝ちました。

世界ランキング11位のサモアと、ワールドカップ初出場で初戦、日本に敗れた世界22位のチリの対戦はボルドーで行われました。

サモア代表 戦いの舞『シバタウ』

今大会初登場のサモアは戦いの舞『シバタウ』を勇壮に披露して試合に臨みました。

最初にトライを奪ったのはチリで、前半6分、ハーフライン付近から素早いパスと鮮やかなランでボールを運び、最後はプロップのマティアス・ディトゥス選手がトライを決めました。

対するサモアは元オーストラリア代表のクリスチャン・リアリーファノ選手が4本のペナルティーゴールを決めたほか、前半終了間際にキックとパスでボールをつないでトライを奪い、サモアが19対10とリードして試合を折り返しました。

後半に入るとサモアが実力を見せ、ラインアウトからのドライビングモールでトライを重ねるなど後半4つのトライを奪い、サモアが43対10で勝ちました。

チリは果敢な突進で攻め込む場面も見られましたが、ワールドカップ初勝利はなりませんでした。

サモアはトライ数によるボーナスポイントを含む勝ち点「5」を獲得し、この時点でプールDは勝ち点が同じながら得失点差でサモアが1位、日本が2位、イングランドが勝ち点「4」で3位となっています。