天皇皇后両陛下 野生生物保護センターを視察 北海道 釧路

天皇皇后両陛下は、16日、北海道釧路市にある野生生物保護センターを視察されました。

両陛下は、17日開かれる「全国豊かな海づくり大会」の式典などに出席するため、16日から北海道を訪れていて、午後2時前、釧路市にある環境省の釧路湿原野生生物保護センターに足を運ばれました。

この施設では、絶滅のおそれがある野鳥の生態などについて展示していて、両陛下は、国内では北海道だけにいるシマフクロウの生息環境を再現した模型をご覧になりました。

案内した担当者によりますと、天皇陛下は「森をどのように保存されているのですか」と尋ねられたということです。

屋外では、列車や電線に接触する事故などによって野生に戻すことができなくなったオジロワシやオオワシといった希少な鳥が保護されていて、その様子を壁に設けられた小窓から見た両陛下は「すばらしい取り組みですね。大変なお仕事ご苦労さまです」などと担当者をねぎらわれたということです。

両陛下は、17日、北海道東部の厚岸町で開かれる全国豊かな海づくり大会の式典などに出席されます。