記録的大雨で浸水被害 消防団員が廃棄物回収支援 福島 いわき

今月8日の記録的な大雨で多くの住宅が浸水被害を受けた福島県いわき市では、水につかった家財道具などが家の前の道路などに置かれたままになっています。3連休初日の16日、地元の消防団員などがこうした廃棄物を回収し、仮置き場まで運ぶ支援にあたっています。

いわき市では今月8日の記録的な大雨で1700棟を超える住宅が浸水し、水につかって使えなくなった家電や家具などが仮置き場に運ばれず、家の前の道路などに置かれたままになっています。

こうした災害廃棄物を回収しようと、いわき市から要請された地元の消防団員およそ280人が、被害が大きかった内郷地区で支援に当たりました。

団員たちは、4人ほどのグループに分かれて大きな家具や家電などを次々に回収し、消防団が使っている専用の車に積んで、1キロほど離れた災害廃棄物の仮置き場まで運んでいました。

住民の60代の男性は「68年生きていますがこんな災害は初めてです。車も浸水して使えないので感謝の気持ちでいっぱいです」と話していました。

20代の女性は「人手が足りないのですごく助かります。高齢世帯もあるのでまだまだ手伝っていただけるとありがたいです」と話していました。

いわき市消防団・第一支団の鈴木英長支団長は「皆さんこの3連休で何とかしたいという気持ちだと思うので、住民に寄り添って活動したいと思います」と話していました。