中国海軍の測量艦1隻 鹿児島県沖の領海内を航行 防衛省が抗議

防衛省は15日夜、中国海軍の測量艦1隻が鹿児島県沖の日本の領海内を航行し、外交ルートを通じて抗議したと発表しました。

防衛省によりますと15日午後7時ごろ、中国海軍の測量艦1隻が鹿児島県の屋久島の南東の接続水域を西に向かって航行しているのを海上自衛隊が確認しました。

そのあと、測量艦は午後10時すぎ、鹿児島県の口之島の北東の日本の領海に侵入し、およそ1時間半後に領海を出て西に向かったということです。

中国海軍の測量艦が鹿児島県沖の領海内を航行したのは今回が9回目で、ことしは2月と6月に続いて3回目です。

防衛省は「たび重なる懸念の伝達にもかかわらず、高い頻度で艦艇が日本の領海内を航行している」として、外交ルートを通じて中国に対し抗議するとともに、警戒・監視を続けています。