阪神優勝 商店街のボード マジック「0」に 兵庫 尼崎

プロ野球・阪神のリーグ優勝を受けて、熱烈なファンが多い兵庫県尼崎市の商店街では、掲げられている優勝へのマジックナンバーを示すボードを「0」にはりかえる催しなどが行われました。

尼崎市の尼崎中央三丁目商店街では、リーグ優勝を祝うセールが始まりました。

このうちメガネの販売店は、18年ぶりの優勝にちなんで先着180人にメガネケースを18円で売り出し多くの人が訪れました。

メガネケースを購入した20代の男性は「途中で巨人に点を取られて心配しましたが、無事に阪神が優勝し商店街も盛り上がって本当によかったです」と話していました。

店のマネージャーの阪上正さんは「ここ地元は阪神と一緒に生きているようなものなので、きょうは商売抜き、赤字覚悟のお祭り気分でやっています」と話していました。

また、商店街の中に掲げられたリーグ優勝へのマジックナンバーを示すカウントダウンボードでは「1」になっていた表示をはりえる催しが行われ、「阪神優勝おめでとう」というかけ声とともに数字が「0」にかえられると大勢の人たちが拍手を送り声をあわせて「六甲おろし」を歌いました。

商店街の寺井利一理事長は「タイガースが好きな人とこの瞬間を迎えられてうれしい。この商店街は阪神が強い時も弱い時も応援してきているので、そのスタンスを変えずにこれからも阪神とともに盛り上がれるようなイベントを行っていきたい」と話していました。

マジックナンバーのボードが「0」に張り替えられるのを見た茨城県の20代の女性は「きのうは球場で試合を見て優勝の瞬間は涙が止まりませんでした。きょうはファンの人たちとともにマジックが『0』になるところを見ることができ、最高としか言いようがないです」と話していました。

尼崎市の20代の女性は「『0』になったのを見た瞬間、鳥肌が立ちました。最高の気分です。選手たちはゆっくり体を休め、クライマックスシリーズに向けてまた頑張ってほしいです」と話していました。