ああ しあわせのとんぼよ どこへ ラグビーW杯で長渕剛… なぜ

ラグビーワールドカップフランス大会、今月10日の日本対チリの試合会場で長渕剛さんのヒット曲「とんぼ」や「乾杯」が流れました。

フランスのトゥールーズでなぜこの曲が流れたのか、その理由が見えてきました。

日本ラグビー協会によりますと、日本代表チームが大会の運営側に、長渕剛さんの「とんぼ」と「乾杯」を試合会場で流すことをリクエストしたということです。

その経緯について、チーム最年長の堀江翔太選手は13日の会見で、「亮土(中村亮土選手)、流(流大選手)あたりが選んだと思う。アマト(アマト・ファカタヴァ選手)とかトンガ出身の何人かがめっちゃ好きで、日本人も必ず知っている。みんなが知っているからという理由で選んだと思う」と話しました。

長渕剛さん

チリ戦の会場で実際に曲が流れた際は、「自然と口ずさめる。めちゃくちゃ緊張して力が入っているなかで聞くと、いい感じで力が抜けるのでよかった」とその効果を話していました。

堀江選手によると、チリ戦で2トライを決めたアマト・ファカタヴァ選手はトレーニング中も長渕さんの曲を聴いているほか、藤井雄一郎ナショナルチームディレクターやスクラムを担当する長谷川慎アシスタントコーチも好きな曲だということです。

一方、会見で堀江選手が「チームのみんなが知っている曲」と話したあとに、同席した具智元選手に話題をふると、その曲について「わからないです」と気まずそうに答える場面もあり、報道陣から笑いが起きていました。

長渕剛さんの曲は大会期間中、日本が勝利した際などに会場で流されるということです。