ビッグモーター 国道沿い9店舗の街路樹土壌から除草剤成分検出

中古車販売会社の「ビッグモーター」の店舗前の街路樹が各地で枯れた問題で、国土交通省は13日、店舗の前の木が枯れた11ケースについて土壌の成分を調査した結果、9か所で除草剤の成分が検出されたと発表しました。

「ビッグモーター」の店舗前にある街路樹をめぐっては、国が管理する国道沿いの11の店舗の前で街路樹が枯れるなどしていたことが確認され、国土交通省は7月下旬に行った土壌調査の結果を13日に公表しました。

それによりますと、11店舗のうち福井県や愛媛県など、9つの店の前にある街路樹の土壌から除草剤の成分が検出されたということです。

9つのケースのうち、6つについてはビッグモーター側から除草剤の使用などについて連絡があったということです。

国土交通省は今後、各地の警察署に被害届を提出するとともに、除草剤の成分が検出された場所については、国土交通省が原状を回復したうえでビッグモーターに費用を請求することにしています。

国土交通省が除草剤の成分が検出されたと発表したのは、以下の店舗の付近です。

▽福井店前(福井市大土呂付近)
▽越前店前(福井県越前市塚町付近)
▽松本店前(松本市渚2丁目付近)
▽高松国分寺店前(高松市国分寺町付近)
▽平井店前(松山市平井町付近)
▽松前店前(愛媛県伊予市下吾川付近)
▽飯塚店前(福岡県飯塚市堀池字古川付近)
▽多良見店前(長崎県諫早市多良見町市布付近)
▽宇部店前(山口県宇部市東須恵付近)