岸田首相 総務会長 森山氏 選対委員長 小渕氏起用の方向で検討

岸田総理大臣は13日の内閣改造と自民党の役員人事に向けて調整を急いでいます。自民党の役員人事では、総務会長に森山選挙対策委員長を、選挙対策委員長に小渕組織運動本部長をそれぞれ起用する方向で検討を進めています。

岸田総理大臣は13日、内閣改造と自民党の役員人事を行うことにしていて、11日、麻生副総裁や茂木幹事長、萩生田政務調査会長、それに森山選挙対策委員長ら党幹部と相次いで会談するなど、調整を急いでいます。

このうち、自民党の役員人事で、岸田総理大臣は、麻生氏と茂木氏を留任させることにしています。

また、複数の政府・与党関係者によりますと、新たに、総務会長には森山氏を、選挙対策委員長には小渕組織運動本部長をそれぞれ起用する方向で検討を進めています。

さらに、党内最大派閥、安倍派の有力議員でもある萩生田氏については、政務調査会長を続投する案も含め政権の要職への起用が検討されています。

岸田総理大臣は12日、自民党の役員会と総務会で、人事の一任を取り付けることにしていて、13日、党の役員人事を行ったあと、臨時閣議で閣僚の辞表をとりまとめ、午後、内閣改造を行う見通しです。

一方、岸田総理大臣は、公明党の山口代表とも会談し、公明党が引き続き求めている国土交通大臣のポストの扱いなどをめぐって、詰めの調整を行うことにしています。