「やっぱリーチ マイケルです!」SNSでトレンドに ラグビーW杯

ラグビーのワールドカップフランス大会、日本は1次リーグの初戦でチリに快勝しました。SNS上では、後半、相手を突き放すトライを決めたリーチ マイケル選手に「やっぱリーチ マイケルです!」などのことばのほか、一時退場する選手が相次ぎ「シンビン」というワードがトレンドに入りました。

そのリーチ マイケル選手は4大会連続出場。胸のうちには大会直前にチームを離脱した仲間への思いがありました。

◆SNS「リーチ マイケル」「シンビン」などの投稿相次ぐ

フランスで現地時間8日に開幕したラグビーワールドカップで前回大会を上回るベスト4以上を目指す日本は1次リーグ初戦でチリと対戦しました。

前半、チリの選手が2人、後半には日本のディラン・ライリー選手がそれぞれ危険なプレーに出される10分の間の一時退場、「シンビン」が出されたことを受けて、SNSのX(旧ツイッター)では「シンビン」というワードがトレンドに入りました。

「今こんなに厳しいの?シンビン出過ぎやん」
「シンビンが両チームに出るという」

こうした一時退場の選手が多いことを驚く投稿が相次ぎました。

試合は日本が前半に3つ、後半にも3つとあわせて6つのトライを決め、42対12で快勝しました。4大会連続出場のリーチ マイケル選手も相手を突き放すトライを決めました。

これについてSNS上では…。

リーチ マイケル選手がトライ

「やっぱリーチ マイケルです!」
「さすが俺たちのリーチ マイケル」

こうしたコメントが次々とトレンドに入りました。

さらに、勝敗に関わらず、トライを4つ以上あげた場合に追加される勝ち点「1」、「ボーナスポイント」を獲得したことを喜ぶ投稿や、勝利による勝ち点「4」とボーナスポイントを足した「勝ち点5」といった投稿が増えました。

◆会場で流れた「長渕剛の乾杯」も

このほか、試合終了後に会場で長渕剛さんの「乾杯」が流れたことを受けて…。

「現地、長渕剛の乾杯流れてない?(笑)」
「なんでフランスの会場に長渕剛の名曲『乾杯』が流れてるんだろうか」といった驚きの声があがり「長渕剛の乾杯」がトレンドに入っていました。

日本ラグビー協会によりますと、日本代表が「乾杯」を流してもらうようにリクエストしたということです。

《リーチ マイケル 仲間への思い》

4大会連続出場となったワールドカップの初戦でトライを決めたリーチ マイケル選手。その胸のうちには大会直前にチームを離脱した仲間への思いがありました。

今大会も、日本代表の中心にリーチ選手の存在がありました。磨いてきた低いタックルで仲間を引っ張ったリーチ選手は、試合後「チームに貢献できてよかった。あまりいろんなことをしすぎずに、自分のプレーに集中することができた」と振り返りました。

この試合、リーチ選手はヘッドギアに大会直前、けがで離脱したジェームス・ムーア選手のイニシャル「JM」の文字を入れて試合に臨みました。リーチ選手は「仲が良かったので、彼の思いも背負って戦った」と仲間への思いを口にしました。

次の相手は、過去、日本代表が1度も勝てていないイングランド。強豪相手にも「やることをしっかりやれば、勝てると思う。夜9時からの試合なので暑さはそんなになくて自信をもっていけると思う」と力強く話しました。仲間の思いをヘッドギアにこめたリーチ選手。次なる高い壁に臨みます。

「姫野主将 次のイングランド戦に期待」

ふくらはぎのけがで初戦のチリ戦を欠場したキャプテンの姫野選手について、リーチ マイケル選手は試合後の取材で「本人は『いける』と言っていたが、ここでさらにけがをして次のイングランド戦もプレーできないと迷惑がかかる。来週、姫野選手が爆発してくれることを期待している」と話しました。