大雨被害 JR外房線やいすみ鉄道など一部区間で運転できず

今回の記録的な大雨で、千葉県内では鉄道にも被害が出ていて、一部の地域で運転の見合わせが続いています。

JR外房線

JR東日本千葉支社によりますと、JR外房線は10日も、千葉市緑区の誉田駅と鴨川市の安房鴨川駅の間で終日、運転を見合わせています。

特に土気駅と大網駅の間は土砂が流出するなど被害が大きく、復旧作業を進めていますが、誉田駅と大網駅の間の運転再開は14日以降の見通しです。

JRは11日以降、午前6時から午後9時までバスによる代替輸送を行うことにしていて、総武本線や東金線を利用したう回乗車も呼びかけています。

一方、大網駅と安房鴨川駅の間は、11日始発から運転を再開しますが、本数は30分から1時間に1本程度だということです。

また千葉駅と誉田駅の間も、通常より少ない30分に1本程度になります。

JR東日本千葉支社は時間に余裕をもって利用するよう呼びかけています。

いすみ鉄道

大多喜町といすみ市を結ぶいすみ鉄道によりますと、これまでに大多喜町の4か所で敷石や線路下の土砂が大量に流れ出ていて、特に上総中野駅と西畑駅の間はレールと枕木が浮いている場所もあり、被害が大きいということです。

復旧には時間がかかる見込みで、大多喜駅と大原駅の間は今月13日ごろの運転再開を目指していますが、そのほかの区間については見通しが立っていないということです。

11日からは全線でバスによる代替輸送を行う予定だということです。

小湊鐡道

市原市と大多喜町を結ぶ小湊鐵道は、里見駅と上総中野駅の間で線路に土砂が流入し、10日もこの区間で運転できなくなっています。

土砂を撤去し運転を再開するには数日かかる見通しで、バスでの代替輸送を実施しています。