藤浪晋太郎 ピンチで登板 好リリーフで7勝目 吉田正尚は3安打

大リーグ、オリオールズの藤浪晋太郎投手が9日、吉田正尚選手の所属するレッドソックス戦にリリーフで登板し、ワンアウト一塁二塁のピンチを無失点で切り抜ける好リリーフで7勝目を挙げました。

藤浪投手は相手の本拠地、ボストンで行われたレッドソックス戦で7対6と1点リードの5回、ワンアウト一塁二塁のピンチに3人目で登板しました。

ダブルスチールを決められ、二塁三塁とピンチが広がりましたが、浅いライトフライで三塁ランナーの生還は許しませんでした。

次のバッターの一二塁間に飛んだセカンドゴロでは、懸命に走ってファーストのベースカバーに入り、ベースを踏んだあと勢い余って転倒しましたが、ボールは落とさず無失点で切り抜けました。

続く6回も続投し、2番バッターをサードゴロ、この試合、ホームランを打っている3番のターナー選手もサードゴロ、4番を161.7キロの速球で空振り三振と上位打線を完璧に抑えました。

7回のマウンドには上がらなかったため、吉田選手との大リーグで初の対戦は実現しませんでした。

1回と3分の2イニングをノーヒット、三振1つ、無失点とリリーフの役割を果たしました。

藤浪投手はこれで4試合連続無失点で、課題だったコントロールも11試合連続でフォアボールを与えないなど、安定したピッチングを見せています。

吉田正尚 8月28日以来の3安打

5番レフトで先発出場した吉田選手は、1回の第1打席で4試合ぶりのヒットとなるライト前ヒットを打ちました。

3回の第2打席でもライト前にヒットを打ち一塁三塁とチャンスを広げましたが、次のバッターが三振に倒れました。

4回の第3打席はピッチャーゴロ、7回の第4打席はこの試合3本目のヒットとなるレフト前ヒットで出塁し、後続の連続ヒットで生還しました。

1試合ヒット3本以上をマークしたのは先月28日以来で今シーズン12回目です。

8回の第5打席はセカンドゴロ、4点を追う9回の第6打席は、ワンアウト満塁とホームランが出れば同点の場面でしたがピッチャーゴロでした。

6打数3安打で打率は2割9分3厘に上がりました。

試合はヒット14本のアメリカンリーグ東部地区首位のオリオールズが23本のレッドソックスに13対12で勝ち、7連勝です。

3人目で投げた藤浪投手に勝ちがつき、今シーズンの通算成績を7勝8敗としました。

敗れたレッドソックスは4連敗です。