ビッグモーター関連の消費者相談 昨年度1500件近くにのぼる

中古車販売会社「ビッグモーター」について全国から寄せられた消費者相談の件数が、昨年度1500件近くにのぼり、消費者庁が内容を分析したところ、半数近くが解約に関するもので、一部には「契約後に査定額を減額された」などの相談もあったことが分かりました。

国民生活センターによりますと、昨年度全国の消費生活センターなどに寄せられたビッグモーターに関する相談件数は1491件と、9年前の260件と比べて5倍以上に増加し、過去10年間で最多となりました。

消費者庁が詳しく分析したところ、およそ9割の1313件が自動車の購入・売却に関するもので、このうちおよそ半数が解約に関するものだったということです。

また契約後に査定額を減額されたとか、売却や購入について強引な勧誘を受けたといった相談もあったということです。

今年度の相談件数は昨年度の同じ時期と比べてさらに増加傾向にあるとして、消費者庁ではトラブルにあわないために査定の場では契約しないことや事前に契約書を確認することなどを呼びかけていて、少しでも不安なことがあれば最寄りの消費生活センターか「消費者ホットライン」の「188」に相談してほしいとしています。