ロッテ 澤村拓一 脳血管の病気から復帰 1軍出場選手に登録

プロ野球のロッテで、脳の血管の病気のため戦列を離れていたリリーフの澤村拓一投手が復帰し、3日に1軍の出場選手に登録されました。

ロッテの澤村投手は頭痛の症状を訴えたため、8月2日に1軍の選手登録を抹消され、その後、脳の血管が収縮することで激しい頭痛を起こす「可逆性脳血管れん縮症候群」と診断されていました。

澤村投手は、その後、軽い運動をしながら治療を続け、8月下旬からは本格的に練習を再開し、30日には2軍戦で登板して、1回を無失点に抑え、順調な回復ぶりを見せていました。

35歳の澤村投手は去年、大リーグのレッドソックスを自由契約となり、今シーズンから渡米前に所属していたロッテに復帰し、ここまで主に中継ぎとして29試合に登板して4勝3敗2セーブ、防御率5.14の成績を残しています。

現在2位のロッテは、首位 オリックスとの差が9.5ゲームにまで開いていて、前半戦の躍進を支えたリリーフ陣にも夏場に入り、やや疲れが見える中、経験豊富なベテランの復帰でブルペンに厚みを持たせ、終盤の戦いを乗り切っていくことができるのか注目されます。