台風情報 先島諸島は高波に警戒 関東と伊豆諸島で雷雨のおそれ

非常に強い台風11号は、台湾付近を西に進み、沖縄県から遠ざかっていますが、先島諸島では4日にかけて高波に警戒が必要です。
一方、台風12号は熱帯低気圧に変わりましたが、暖かく湿った空気の影響で、関東と伊豆諸島では4日にかけて局地的に激しい雷雨となるおそれがあり、土砂災害などに十分注意が必要です。

気象庁によりますと、非常に強い台風11号は、暴風域を伴いながら台湾付近を西に進んでいます。

台風は、沖縄県から遠ざかっていますが、先島諸島では、
▽3日は風が強く、
▽4日にかけて、うねりを伴って大しけとなるほか、雷を伴った激しい雨が降るおそれがあります。

気象庁は、高波に警戒するとともに、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意し、強風や落雷、突風にも注意するよう呼びかけています。

一方、台風12号は、3日午後3時に東京の小笠原近海で熱帯低気圧に変わりました。

熱帯低気圧は、日本の南を西に進む見込みで、関東と伊豆諸島では4日にかけて大気の状態が不安定になり、局地的に激しい雷雨のおそれがあります。

また、東北の太平洋側でも、太平洋高気圧の縁を回って流れ込む、暖かく湿った空気の影響で、4日から5日にかけて激しい雷雨となる見込みです。

4日の夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、
▽関東南部で150ミリ
▽伊豆諸島と東北の太平洋側南部で120ミリ
▽関東北部で100ミリ
と予想されています。

気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意するよう呼びかけています。