ジャニーズ事務所 9月7日会見へ 前社長性加害の調査報告書受け

ジャニーズ事務所の前社長が多数の未成年者に対し、長期間にわたって性加害を繰り返していたことを認める調査報告書が発表されたことを受け、事務所は9月7日に記者会見を開くことを明らかにしました。この問題をめぐって事務所が会見を開くのは初めてです。

4年前に死去したジャニーズ事務所のジャニー喜多川 前社長による性被害の訴えが相次いでいる問題をめぐり、29日、外部の専門家による特別チームは、前社長が多数のデビュー前の10代を中心とする少年たち、ジャニーズJr.に対し、長期間にわたって広範に性加害を繰り返していた事実が認められたなどとする調査報告書をまとめ、事務所側に提出したことを発表しました。

これを受け、ジャニーズ事務所は9月7日に都内で記者会見を開くことを明らかにしました。

前社長による性加害の問題をめぐって事務所が会見を開くのは初めてです。

特別チームの調査報告書では、問題が起きた背景のひとつに、経営者による違法行為などが行われた場合には誰も止めることができないという同族経営の弊害などを指摘し、解体的出直しのため、前社長のめいである藤島ジュリー社長は辞任すべきとしています。

会見では、再発防止策についての今後の取り組みが説明される見通しで、藤島社長の進退が焦点となっているほか、被害者の救済に向けた具体策をどこまで示すかも注目されます。