お手柄は保育園児 拾った財布で事件解決 警察が感謝

東京 練馬区の保育園の園児たちが、公園で拾った財布を届け出たことで窃盗事件の解決につながったとして、30日、警察官から感謝の気持ちが伝えられました。

警視庁から感謝を伝えられたのは、練馬区の「どんぐり山保育園」の園児たちです。

警視庁によりますと、ことし6月、園児たちが散歩で近くの公園を訪れていたとき、財布3つが落ちているのを3人の園児が見つけ、保育士が届け出たということです。

その後、これらの財布は都内で起きた窃盗事件の被害品だということが分かり、警視庁が周辺の防犯カメラを調べるなど捜査した結果、容疑者の特定につながったということです。

30日は練馬警察署の警察官と警視庁のマスコットキャラクター「ピーポくん」が保育園を訪れ、警察官から子どもたちの協力のおかげで事件が解決したことへの感謝の言葉が伝えられたほか、折り紙などのプレゼントが手渡されました。

そして、「これからも落とし物を見つけたときはお巡りさんや周りの先生たちに教えてください」と呼びかけていました。

財布を拾った5歳と6歳の子どもたちは、「公園で遊んでいたら財布とお金が落ちていて、大変だなと思い、持ち主の元に返してあげたいと思った」とか「将来は悪い人を捕まえる警察官みたいな大人になりたい」などと話していました。