バドミントン世界選手権 男子シングルス 奈良岡が準優勝

デンマークで行われたバドミントンの世界選手権、男子シングルスの決勝で世界ランキング4位の奈良岡功大選手は世界3位のタイの選手にゲームカウント1対2で逆転負けし、大会初優勝はなりませんでした。

デンマークのコペンハーゲンで行われた世界選手権は、来年のパリオリンピックの出場権をかけた選考レースの中では最も高いポイントが設定された重要な大会です。

大会最終日の27日は各種目の決勝が行われ、男子シングルスでは2回目の世界選手権出場となった22歳の奈良岡選手がタイの世界3位、クンラウット・ウィチドサルン選手と対戦しました。

奈良岡選手とウィチドサルン選手は同い年でジュニア時代からライバルとして競い合い、対戦成績はこれまで6試合で3勝3敗の五分です。

試合は、互いに粘り強くシャトルを拾う我慢比べの展開となり、第1ゲームは終盤に奈良岡選手が相手のスマッシュを何度も拾ってしのぎ、ネット際への巧みなショットや相手のミスを誘ってポイントを重ね、21対19で取りました。

第2ゲームは、奈良岡選手がゆったりとしたペースからカウンターを狙う攻撃でリードしましたが、中盤から対応したウィチドサルン選手に逆転され、18対21で落としました。

最終ゲーム、奈良岡選手は足が止まり相手のスマッシュに対応できず、10連続ポイントを許すなどウィチドサルン選手に圧倒され、7対21で落としてゲームカウント1対2で逆転負けし、大会初優勝はなりませんでした。

試合時間は1時間49分と互いに長いラリーを得意とするため異例の長さとなりました。