バスケ男子W杯 空席目立った日本戦 次戦のチケットを追加販売

今月25日に開幕したバスケットボール男子のワールドカップで日本とドイツの初戦のチケットが完売となっていながら実際は会場で多くの空席があったことを受けて、大会を主催するFIBA=国際バスケットボール連盟は「調査を行う」などとする声明を発表し、27日夜行われる日本とフィンランドとの試合のチケットは追加で販売する措置が取られました。

今月25日に沖縄市の沖縄アリーナで行われたバスケットボール男子のワールドカップの1次ラウンドで日本とドイツが対戦した試合では開催国の初戦にもかかわらず日本ベンチの向かい側などに空席が目立ちました。

1万人規模の観客を収容できる沖縄アリーナのチケットは事前に完売となっていましたが、当日の観客数は6397人にとどまりました。

試合のあと日本代表のトム・ホーバスヘッドコーチや選手などから空席の多さに対する疑問の声が挙がり、これを受けて26日夜、大会を主催するFIBAは声明を発表しました。

この中では「空席となっていた席は複数の法人により購入された座席で、理由は不明だが来場されなかった。現在、この件の調査を行っており、以降の試合において同じようなことが起きないよう最善を尽くす」などとしていました。

そして、27日夜行われる日本とフィンランドとの試合のチケットは一時、完売となっていましたが、26日夜から追加の販売が行われる措置が取られました。

この問題について大会の組織委員会と日本バスケットボール協会も連名でコメントを発表し「選手たちが満員の観客の前でプレーできる環境を実現し、バスケットボールのすばらしさを伝えるべく関係者一同努めてまいりましたが、結果としてそれをかなえることができず、大変遺憾に思います」などとしています。

チケット追加販売の日本第2戦 客席は多くの観客で埋まる

バスケットボール男子のワールドカップの日本の初戦で、チケットが完売していたにもかかわらず空席が目立ち、チケットが追加で販売された日本の第2戦では、問題となっていた客席は多くの観客で埋まりました。

第1戦で空席が多かった席について大会主催者は「複数の法人により購入された」と説明していて、この問題を受けて完売となっていた日本とフィンランド戦のチケットは、急きょ、追加で販売される措置が取られていました。