台風9号 10号 最新情報に注意を 新たな台風も発生の見込み

南鳥島の近海を北上する台風10号は、28日にかけて関東や東北の沖合を北寄りに進むと予想され、北日本の太平洋側を中心に28日は強風やうねりを伴った高波に十分な注意が必要です。一方、非常に強い台風9号は、フィリピンの東の海上をゆっくりと南寄りに進み、29日ごろから沖縄地方で波が高くなる見込みで、2つの台風の最新の情報に注意してください。

気象庁によりますと、台風10号は南鳥島の近海を北上していて、28日にかけて関東や東北の沖合を北寄りに進む見込みです。

このため、北日本の太平洋側を中心に海上で風が強まり、波も高くなる見込みで、28日は強風やうねりを伴った高波に十分な注意が必要です。

一方、非常に強い台風9号は、暴風域を伴ってフィリピンの東の海上をゆっくりと南へ進んでいて、28日には進路を北寄りに変えると予想されています。

29日以降、猛烈な勢力に発達する見込みで、30日ごろから沖縄地方の先島諸島に接近するおそれがあります。

沖縄地方では波が高くなり、このうち、先島諸島では29日にはうねりを伴ってしけ、30日ごろからは大しけとなる見込みで高波に警戒が必要です。

このほか、日本のはるか南のマリアナ諸島にある熱帯低気圧が今後発達して台風になる見込みです。進路によってはこの週末以降、沖縄地方に接近するおそれがあり気象庁は2つの台風とあわせて、今後の情報に注意するよう呼びかけています。